研究室紹介

有機金属・材料化学グループへようこそ!

有機金属化学は有機分子と金属元素のそれぞれの特性を融合することで、従来にない全く新しい機能を生み出す可能性を秘めた学問分野です。私たちの研究グループでは有機金属化学を基盤とした革新的な分子変換を可能にする新しい触媒や反応剤の開発、および安定性に優れた金属ナノ材料の精密創製を目指しています。研究を通じて持続可能な社会への科学技術の進展に貢献したいと考えています。

新反応や新物質の開発には時に多くの困難に直面しますが、自らのアイディアでこれを成し遂げた時の感動は何ものにも変え難いものであり、これこそが研究の醍醐味だと思います。有機金属化学に興味がある方はもちろん、他の人とは違う何か新しいことに挑戦したい人はぜひ私たちと一緒に研究しましょう!

研究グループの特徴

私たちのグループは日本での一般的な研究室とは全く異なる環境で研究に取り組んでいます。

1. 国際的な研究環境

本研究グループはカナダクイーンズ大学のCathleen Crudden教授のサテライトラボとなっています。Crudden教授は元カナダ化学会会長、現在では触媒化学の論文誌としては最高峰のACS Catalysis誌編集長も務めています。グループには海外からの研究者が多く、頻繁に英語で発表討論や共同研究の機会があり、日常的に英語に接する環境に身を置くことは世界を舞台に活躍できる人材の輩出につながると考えています。

2. 異分野融合研究

本研究グループは文部科学省・世界トップレベル研究拠点プログラムに採択され、2013年に発足した国際研究拠点であるトランスフォーマティブ生命分子研究所に所属しています。そこでは研究室という概念はなく、化学、生物学、理論化学が分野を超えて融合することで革新的生命分子の開発を目指しています。有機金属化学を中心に自分の研究分野だけにとどまらず異分野の研究領域の抱える課題を認識し、自分の力で解決の端緒を開く経験を積むことで研究者として大きく成長する機会になると考えています。

当研究グループへの進学を希望される学生のみなさんへ

現在大学院博士前期課程,後期課程進学希望者を募集しております。また研究分野の異なる他大学からの進学希望者も歓迎します。興味を持った学生の方はぜひ研究室見学に来てください。(南保特任准教授までご連絡ください)