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2025.01.22論文発表

「金ナノクラスターのNHC配位子が及ぼす生物活性と光物性」の論文がJ. Am. Chem. Soc.誌に掲載されました!

金Au13ナノクラスターの生物学的応用に関する研究成果がJ. Am. Chem. Soc.誌に掲載されました。NHC配位子をつなぐリンカーを変えることで、極めて安定かつ高い発光効率を示すナノクラスターを得ることに成功しました。また金属ナノクラスターはがん細胞(KB細胞)に効率的な取り込みが確認され、光を照射すると光線力学療法の薬剤として作用し、KB細胞を破壊する能力があることが確認されました。これらの成果はナノクラスターがナノ医療プラットフォームとして活用できる可能性を示唆するものです。

Kulkarniさん、Albright博士おめでとうございます!

なお本研究は佃教授(東大)、Häkkinen教授(ユバスキュラ大学、フィンランド)、 Stamplecoskie教授、Gang Zheng教授(Queen's大、カナダ)の共同研究になります。